屋根は住まいの一番上に位置し、太陽の紫外線や雨風から、私たちの生活を守ってくれています。
普段は見る機会がないため気づことが難しいですが、外壁と同様に年月とともに確実に劣化は進んでいます。
とくに鉄部のサビ・コケ・カビの繁殖は、屋根材の劣化を進行させるので注意が必要です。
ご自身での点検が難しい場所であるため、外壁にひび割れや塗膜の剥がれが見られる場合は、お早めにご相談ください。
塗料の種類と特徴
○遮熱塗料 【特徴:『赤外線を反射する』】
太陽の赤外線を“反射する”ことで、室内の温度上昇を防ぐ効果を持つ塗料。
真夏の屋根の表面温度は、なんと70℃近くまで上がります。
遮熱塗料で塗装している屋根は、その熱を10~15℃も抑制できるので、お部屋の温度が下がって節電にも繋がります。
〇断熱塗料 【特徴:『熱の伝導を抑える』】
断熱塗料は熱を“伝わりにくくする”という特徴があります。
遮熱塗料に比べ、涼しさという点では負けますが、夏は涼しく、冬場は温かくする効果があり、一年中快適な室内環境を保つことができます。
○低汚染型塗料 【特徴:『汚れの付着を防ぐ』】
排気ガスや酸性雨などで塗装面の汚れが蓄積していくと、耐久性が下がってしまいます。
そんな汚れを防ぐ効果がある低汚染型塗料!
親水性のある塗料を使用することで、塗膜の密度を高めて汚れの付着を防いでくれます。
○光触媒塗料 【特徴:『カビや菌の発生を抑止』】
光の照射によって有機物を分解し、カビや菌等の発生を抑制する塗料。
排気ガスによる汚染防止・ホルムアルデヒド分解などの効果を発揮します。
○結露防止塗料 【特徴:『高吸水・高断熱』】
吸水性・断熱性を持つ塗膜を形成し、室内の結露対策として効果を発揮します。